大理石のメンテナンスについて

大理石のメンテナンスについて

大理石の普段のメンテナンスは、どうしたらよいのでしょうか? 水や洗剤で洗ってもよいものかどうか、悩みますよね。この記事では、大理石のメンテナンス方法やシミ抜き方法をご紹介します。ぜひこの記事を参考に、大理石をピカピカにしてみてくださいね。

大理石の掃除方法

まずは、掃除機で細かいゴミを吸い込みます。掃除機で大理石を傷つけないように、吸い込む面にゴミがついていないかどうか確認することが大切です。吸い込む面にゴミが付いていると、ゴミがこすれて大理石が傷つくことがあります。

次に、霧吹きで天然大理石専用の洗剤をまんべんなく吹きかけます。天然大理石専用の洗剤は、ネットやホームセンターで入手しましょう。

洗剤を吹きかけたところを、マイクロファイバーや柔らかめのブラシで洗浄します。凹凸の隙間もきれいに磨きましょう。

次に、洗剤成分を残さないように、大理石を水拭きします。柔らかいタオルやマイクロファイバーを使いましょう。ゴワゴワのタオルを使ってしまうと、大理石に傷が付くことがあります。

最後に、柔らかいタオル、もしくはマイクロファイバーで大理石を乾拭きしたら完了です。

大理石のシミ抜き

大理石にシミができたときは、業者に頼んでもよいですが、実は家庭でもシミ抜きができます。

まずは、シミの部分をドライヤーで数分温めましょう。次に、シミの部分に、オキシドール1:アンモニア水0.5:中性洗剤0.5を混ぜ合わせて5分程おいたものを塗ります。

塗った部分をラップで覆い、20分程置いておくとシミが取れます。シミに変化が見られないときは、ラップで覆った部分にドライヤーをあてましょう。15cm程離れたところから、数分あててみてください。これでシミが取れやすくなります。

次に、霧吹きで水をかけて、柔らかいブラシで軽くブラッシングをします。最後に、水拭き&乾拭きをしたら完了です。これでもシミが取れないときは、この工程を2回繰り返してみてください。

ただし、大理石の成分がさびて変色している場合や、大理石の成分が溶けている場合は、シミではないのでシミ抜きでは取れません。この場合は再生研磨が必要になるので、メンテナンス業者に頼むことをおすすめします。

大理石掃除の注意点

大理石の掃除には、注意点もあります。ここでは4つの注意点をご紹介します。

水を使う時間は短時間で

大理石は水に弱い性質があります。そのため、長時間の水掃除はNG。洗剤で掃除した後は、すばやく水拭き&乾拭きを済ませましょう。

コツは、広い範囲を一気に掃除するのではなく、狭い範囲を掃除することです。狭い範囲を順番に掃除していけば、水拭きや乾拭きを終了させるまでの時間が短くて済みます。

必ず乾拭きをする

大理石を水と洗剤で洗った後は、すぐに柔らかい布で乾拭きをしましょう。水分を残してしまうと、大理石が傷む恐れがあります。

また、ジュースや水をこぼしてしまったときも、すぐに拭き取って乾拭きをしましょう。

研磨剤を使わない

大理石には傷が付きやすいので、金たわしや研磨剤入りのスポンジは絶対に使用しないようにしましょう。

また、掃除機をぶつけてしまって傷ができる可能性もあるので、掃除機の取り扱いにも注意が必要です。

酸性の洗剤を使わない

大理石は酸に弱いため、酸性洗剤は使用しないようにしましょう。洗浄する際は、大理石専用の洗剤を使うようにしてくださいね。

汚れがひどい場合は、業者にメンテナンスを頼むのもおすすめです。

まとめ

大理石の普段の掃除方法や、シミ抜きの方法をご紹介しました。大理石は重厚感があり美しいのがメリットですが、水や酸に弱く傷つきやすいのがデメリットです。自宅のお手入れでは、掃除機で傷がつかないように細心の注意を払いましょう。また、洗剤は必ず天然大理石専用のものを使うようにしてくださいね。