漆喰の壁を綺麗に保つ方法!家でできるメンテナンスとは?

漆喰の壁を綺麗に保つ方法!家でできるメンテナンスとは?

漆喰の壁の汚れが気になりませんか? 壁は、気付けば手垢の汚れが付いていたり、何かのシミができていたりすることがあります。この記事では、漆喰の基本の掃除方法と、原因別の掃除方法をご紹介します。ぜひこの記事を参考にして、漆喰の掃除をしてみてくださいね。

漆喰の基本の掃除方法

漆喰はホコリが付きにくいので、普段の掃除も簡単です。漆喰の普段の掃除は、はたきがけや掃除機をかけるだけでOKです。次に、漆喰の汚れの原因別に掃除方法をご紹介します。

手垢の汚れの掃除方法

手垢や鉛筆など、表面的な汚れの掃除には消しゴムを使用します。注意点としては、汚れていないキレイな消しゴムを使うことです。汚れている消しゴムを使うと、逆に漆喰を消しゴムの汚れで汚してしまうことになりかねません。

消しゴムが汚れている場合は、あらかじめ紙などに消しゴムをかけて、消しゴムの表面をキレイにしてから使いましょう。

マジックや絵の具の汚れの掃除方法

マジックや絵の具などの染み込んだ汚れには、メラミンスポンジやサンドペーパーで表面を削ることをおすすめします。ただし、汚れが奥深くまで染み込んでいる場合は、深くまで削らないと汚れは落ちません。注意点としては、表面のテクスチャーが変わるので、汚れが取れても補修した跡がわかる場合があります。

サンドペーパーを使う場合は、なるべく目の細かいサンドペーパーを使って磨き上げましょう。

原因不明のシミの掃除方法

コーヒーや原因不明のシミは、クエン酸や塩素系漂白剤で落とせる場合があります。最初にクエン酸を試してみて、それでも汚れが落ちない場合は塩素系漂白剤を使ってみてください。

まずは、クエン酸を含ませた布で汚れた場所を軽く叩いてなじませ、しばらく放置します。汚れが取れたら、今度は水を含ませた布で軽く叩き、クエン酸の濃度を薄めましょう。

それでも汚れが取れない場合は、塩素系漂白剤を使います。塩素系漂白剤は、原液で使わずに5倍程度に希釈してください。希釈したら、布に含ませて汚れを軽く叩きます。しばらく放置し、汚れが薄くなったら水を含ませた布で軽く叩き、塩素系漂白剤を拭き取りましょう。

黒カビの掃除方法

カビは漆喰の奥深くまで入り込んでいることが多いので、表面だけ掃除してもキレイにはなりません。ただ、カビのさらなる発生を防ぐことはできます。

まずは塩素系漂白剤を布に含ませ、カビの生えている場所をポンポンと軽く叩きます。次に、新たにカビが生えてこないように、消毒用アルコールで減菌しておきましょう。

それでも汚れが気になるときは

掃除をしても漆喰の汚れが気になるときは、最終手段として塗り直す方法もあります。補修方法は部分的に塗り直すか、壁の一面全部を塗り直すかが選べます。

ただ、たとえ同じ色の漆喰で補修したとしても、塗り直した部分が目立つ可能性があります。補修した部分が目立たないようにしたいのであれば、壁一面を塗り直すことをおすすめします。

漆喰のメリット

最後に、漆喰のメリットについてご紹介します。

細かい傷が気になりにくい

漆喰は手作業で塗られているため、わずかな凸凹があります。そのため、細かい引っかき傷がついても、目立ちにくいところがメリットです。これが壁紙クロスの場合は、小さな傷がつくと表面のコーティングが剥がれるので、その部分が目立ってしまいます。

紫外線によって劣化しにくい

漆喰は紫外線による劣化がほとんどありません。また、空気中の二酸化炭素を吸着することで、年月が経つほど強度が増していくと言われています。メンテナンスの面で見ると、大きなメリットですね。

まとめ

漆喰の基本の掃除方法や、原因別の掃除方法をご紹介しました。漆喰の汚れが気になっている人は、ぜひ試してみてくださいね。漆喰のメンテナンスをして、漆喰を長持ちさせましょう。