畳を綺麗に保つ方法とは? 畳掃除の注意点も

畳の正しい掃除方法をご存じですか? 畳を正しく掃除することは、畳の寿命を伸ばすことにも繋がります。この記事では、畳の基本の掃除方法と畳掃除の注意点をご紹介します。ぜひ、畳を掃除するときのヒントにしてみてくださいね。

畳の基本の掃除方法

まずは、畳の基本の掃除方法をご紹介します。掃除方法を間違えると、畳を傷つけることがあるので注意しましょう。

畳の目に沿って掃除する

畳を掃除するときは、必ず畳の目に沿って掃除します。流れに逆らって掃除すると、畳を傷つける恐れがありますし、畳の目にゴミが入り込みます。畳モードがある掃除機を使えば、あまり畳を傷めることなく掃除できるでしょう。

ただ、どちらかといえば、掃除機よりも細かいゴミをかき出せるほうきのほうがおすすめです。手を細かく動かして、ゴミやほこりをかき出しましょう。

掃除はゆっくりと

掃除は一畳につき1分くらいかけましょう。掃除機を使うときは、掃除機を何度も繰り返しかけるのではなく、ゆっくりと丁寧に動かします。そうすることで、畳の奥のゴミが取れやすくなりますよ。

乾拭きする

最後に畳を乾拭きします。畳は水分に弱いので、基本的には乾いた雑巾や掃除シートで仕上げをしましょう。どうしても汚れが気になるときは、硬く絞った雑巾で拭き、乾拭きをして完了となります。

ケース別の対処方法

次に、ケース別の対処方法をご紹介します。畳にカビが生えたり、ダニが繁殖したりした場合は、こちらの対処法を参考にしてくださいね。

カビが発生した場合

畳にカビが発生したときは、消毒用エタノールを使用しましょう。消毒用エタノールをカビの生えた場所にスプレーし、乾いた雑巾やタオルで乾拭きします。このときに、湿気が残ってしまうと新たなカビの原因となるので、しっかりと乾拭きするようにしましょう。
掃除の後は、部屋をよく換気して畳を乾燥させてください。

ダニが繁殖した場合

畳は湿気を吸うので、湿気を好むダニが発生しやすいです。ただ、ダニは乾燥に弱いので、ダニが繁殖した畳は天日干しにしましょう。

まずは、掃除機で表面にいるダニを取り除きます。次に、畳の裏側にも掃除機をかけます。そして、日当たりと風通しの良い場所で、畳を乾燥させます。畳を乾燥させる場所を確保するのが難しい場合は、市販の燻煙剤でダニを駆除しても良いでしょう。天日干しは、半年~1年に1回の頻度で行うことをおすすめします。

畳掃除の注意点

最後に、畳掃除の注意点をご紹介します。ロボット掃除機や重曹、粘着クリーナー(コロコロ)は便利な掃除アイテムですが、畳には使用しないようにしましょう。

ロボット掃除機は使わない

ロボット掃除機は便利ですが、畳掃除には向きません。なぜなら、動きがランダムで畳の目に沿って掃除をするわけではないからです。畳を傷めてしまうリスクがあるので、絶対に使用しないようにしましょう。

重曹は使わない

重曹は水回りの汚れをしっかりと落としてくれますが、畳掃除には向きません。重曹はアルカリ性なので、畳のイグサが黄色く変色してしまうからです。また、畳の中に成分が残ると、黒い汚れになることがあります。

粘着クリーナーは使わない

粘着クリーナーは、フローリングの掃除には便利ですが、畳の掃除には向きません。粘着クリーナーは粘着力が強いので、畳が毛羽立ったりほつれたりする恐れがあるからです。

まとめ

畳を綺麗に保つ掃除方法と、畳掃除の注意点をご紹介しました。畳掃除は、基本的には掃除機やほうきと乾拭きで行います。どうしても汚れが気になるときは、仕上げに硬く絞った雑巾で拭き、乾拭きで仕上げましょう。

ロボット掃除機や重曹、粘着クリーナーは畳掃除には不向きなので、使わないようにしましょう。畳を正しく掃除して、末永く使用できるようにしたいですね。